それは、オリンピアの特性に合わせた栽培管理をするためです。
5〜6月は、日照時間が1年のうちで多いために生育には最適です。オリンピアの生育に適した温度(夜温)にしやすく、色付きも良くなります。
しかし、オリンピアは欧州系ぶどうの血が濃いため、日本のようなモンスーン地帯で生育期に雨が多い所では病気に弱く、実が割れ易いのです。
露地物ですと、花の咲く時期に梅雨に入りますので、低温と雨のため花が咲いても実がつきにくいのです。
温室栽培をすれば、裂果を防ぐための土壌水分の管理がしやすくなります。
つまり7月の収穫物は、品質・味ともに最高に良いというわけです。
|